Knot STYLE BOOK
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Factorytour(左)GM-16GGSV 5,000円(中)TM-16BUSV 5,000円(右)NM-18NYOKSV 4,500円セプトを持っていた。そして、そのとき既に美しい傘地で時計ストラップをつくりたいとメモをしたためていたというのだ。 「最初に依頼されたときには驚きました。うちの織物が時計に使われるのは、槙田商店の長い歴史でも初めてでしたから」そう語る槙田洋一さんの腕に、トンボ柄ストラップの腕時計が見える。じつは、ノットとのパートナーシップ以前は腕時計を着けていなかったという。それが、いまは一日も欠かせない大切なものになっている。時計から織物を知る。織物から時計を知る。どちらもが先でも構わないだろう。日本には、いいものがある。それがうれしい。ノットの腕時計を手に入れることは、日本のモノづくりを応援することである。中央自動車道の都留インターを降りて、車を走らせると富士山が迫りくる。槙田商店のファクトリーで織られる生地の評判は高く、さまざまなブランドの傘地にも使われているという。膨大なアーカイブ生地が、歴史を感じさせる。天井から垂らされた経糸が緯糸と織られていく様は壮観。Knotの時計ベルトに使われたトンボ柄のジャカード織り生地も、ここでつくられている。Knot STYLE BOOK11

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